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大人になりましょう 


 夢見がち小話。夢見がち主×ロクショウ。
 なんだかんだでチート夢主。



 やっぱ高校生ってのは青春を謳歌したいんで、大人の話とか耳塞いで聞かない振りをしてずんずん前進していって痛い目にあったりするわけで。それがそのうち自分的に大きな事故になったりして「ああもういいや」ってなったら青春終了して大人になっていったりするわけで。周りの同い年たちがそうやってずんずん大人になっていくのを見ながらそのうち私もああなるんだろなあとかうっすらぼんやり思ってはいたんだけど。
「マスター、見てください」
「ん?」
「月が」
 とても綺麗ですよ。
 なんて、紅のアイセンサーを煌めかせて優しく優しく教えてくれる君がいるんだもの。
「ホントだ。まんまるだねえ」
「満月ですね」
「綺麗だねえ」
「はい、とても……」
「でも私はロクショウの方がずっと美人だと思うよ!!」
「マスター!?」
 小さな小さな硬い体を力一杯抱きしめて、驚いたり慌てたりして綺麗なアイセンサーがチカチカ揺れるのを見たらなんだかもう胸がいっぱいでさあ。幸せいっぱいでさあ。
 もうね、自分でも思うんだけどね、この子が可愛くて可愛くて仕方がないんだよ!
 ああ無理だわ。これ無理だわ。大人になるの無理だわ。どんなに痛い目見てもしんどいことになっても私は大人になれないわ。
 こんな風に振り返ると小さな白い綺麗な愛くるしい存在がいて、こんな風に笑ったり驚いたり焦ったりして、それがやっぱり可愛くて、なんていうか、そう、今がすっごい幸せだからさあ。

 あ、私今気づいたわ。あと決めたわ。私は私が一番幸せになれる大人になるわ。
「結婚式はどこで挙げる?」
「いきなりなんの話ですか!?」
 
――
 私は君と幸せになりたい!


 

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