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2012最初のメタロク 


 ついったーの診断でやったら受信したメタロク。アニメ版。
 ひたすらいちゃいちゃしてるだけ。いちゃいちゃ万歳!!
 
  


 そわそわそわ。落ち着かないようにあっちを見たりこっちを見たり、目が合えば慌てて逸らしたり。普段から落ち着きのない奴ではあるが、今日は特に落ち着きがない。
 どうした、と一度だけ声をかけてみたら「べつに」とそっぽを向いて返されたので、それきり放っておいている。ぼんやりと川の水面を眺め、鳥たちの囀りに聴覚センサーを傾けた。
「なあ」
 不意に、珍しく控えめな調子で声をかけてくる。無視してやろうかと思ったが、さすがに大人げないと思い直して「どうした」と短く返す。ちらりと横目で見やれば、緑のアイセンサーがやや俯き加減だ。「なにか後ろめたいことでもあるのか」と問いただしたくなるような、らしくない仕草に心の中で首をかしげる。
 それからしばらくの沈黙を置いて、そろりと手を重ねてくる。重ねてくる手が小さく震えているのは緊張でもしているのだろうか。
 重ねられた手を眺め、なんだ、と更に問いかければキリッと上げられた緑の目と視線がぶつかる。
「抱きしめて、いいか?」
「何故?」
 間髪入れずにそう返すと、うっ、と金茶の体がたじろぐ。
 おそらくはそれなりに勇気を振り絞っての発言だったのだろうが、それを分かった上でわざとつついてやる。ちょっとした悪戯心なのかもしれない。もしくは、そっけなく返された仕返しかもしれない。
 大人げないな、と心の中で独りごちつつも無表情を装って様子をうかがえば、面白いくらいに目を泳がせてあーだのうーだの唸っていた。これはこれで面白い。
「い、いいだろ別にっ」
「よくないな」
 ちゃんと言わないなら、させてやらない。
 紅のアイセンサーを細めてやや不機嫌そうに続ければ、予想通りというかなんというか、思った通り硬直する。それから自分の中の何かと戦い、うんうんと唸ってからもう一度顔を上げた。さっきよりも引き締まった表情だ。
「好きだから」
「ほう」
「すんげー好きだから」
「なるほど」
「隣にいるだけじゃ物足りないから」
「ふむ」
「……笑うなよ」
「ああ、すまない」
 らしくない真面目な顔で実にシンプルな答えを返すのがどうしようもなくおかしくて、くすぐったくて、クスクスと小さく笑いがこぼれてしまう。それを見て遊ばれているとようやく察したらしく、緑の目が不機嫌そうに歪んだ。
 すまんすまん、と重ねられた手を握り返す。
「好きにするといい」
 そう言って、金茶のボディに白銀の体をゆだねる。ビクリと一度金茶が震え、そしておそるおそる白銀に腕を回した。割れ物に触れるように、実にらしくない柔らかな手つきだ。
「ああそうだ」
 緩い抱擁に身をゆだねながら、ふと思い出したように紅が緑をひたりと捉える。まっすぐなそれに一瞬揺らぎながら、なんだよ、と囁くように返した。
 そろりと金茶の頬を撫で、そのままマスクへ自分のものを重ねる。
「っ、おまっ!!」
「おかえしだ、受け取っておけ」
 紅を細めて笑うのが、なんだかとても綺麗で。
 一気に熱が籠もった頭部パーツを冷やすために、金茶は冷たい白銀の体を強く抱きしめた。

 満足そうに紅が綻んだのを、緑は知らない。


――
 「メタビー」「ロクショウ」と固有名詞は出ないけど、まあ同志様なら察してくれるよね!!
 アニメダのメタロクは積極的になろうとすると尻込みするメタビーとゆったり構えるロクショウで。
 多分世界大会後くらいかな?

 

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